初心者向けFXチャート分析の基本

移動平均線

2020/04/03

テクニカル分析トレンド系

[目次]

移動平均線

概要

移動平均線とは、MA(Moving Average)ともよばれ、株価やFXのテクニカル分析において使用される指標。移動平均線自体は統計分析などで広く使われていたが、アメリカのJ・E・グランビルによってグランビルの法則としてまとめられ、相場分析に利用できることが広められた。 移動平均線は、過去の一定期間の株価の平均値から求める。5日移動平均線であれば、過去5日間の終値の平均値となる。テクニカル分析の指標として最も基本的なものであり、多くの投資家によって用いられている。

移動平均線の種類

単純移動平均線

単純移動平均線とはSMA(Simple Moving Average)ともよばれ、一定期間の 終値 を単純に平均した値をつないだ線です。MAといった場合、一般的にはSMAのことを指します。

■ 計算式

3期間終値をv1~V3とするとき、単純移動平均線の計算式は以下の様になります。

(v1 + v2 + v3 ) ÷ 3 

■ 使い方

  1. トレンドの方向と勢いの強さの確認 値を平均値でならすことで、トレンドの方向が明確になり、上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか確認することができます。また、移動平均線の角度からトレンドの勢いを確認することができます。
  2. サポートとレジスタンス 移動平均線は、上昇トレンドならば、サポートとして、下降トレンドならば、レジスタンスとして作用します。

■ 短所

単純移動平均線は、過去の一定期間の価格の平均値です。そのため、トレンドを形成している場合、トレンドから遅れがちになります。 それを補うため、過去の価格よりも、直近の価格に、重点を置いた「指数平滑移動平均線」や「加重移動平均線」が考えられました。

指数平滑移動平均

指数平滑移動平均とは、EMA(Exponential Moving Average)ともよばれ、直近の値を重視した移動平均線です。価格の変動に対してSMAより敏感に反応します。 また、直近の値の比重が高くなっているため、SMAの様な価格が下がっているのに移動平均線が上がるようなことがありません。

■ 計算式

前日のEMA×平滑化定数(*)×(当日の終値-前日のEMA)
*平滑化定数= 2 ÷( 期間 + 1 )

■ 使い方 使い方は基本的には、SMAと同じです。SMAは比較的長めの期間でトレードするスウィングトレードで使用するのに対し、EMAはスキャルピングやデイトレードで使用します。

■ 短所

直近の価格に対し敏感に反応する分、SMAと比較してダマシが多くなります。

加重移動平均線

加重移動平均線とは、WMA(Weighted Moving Averag)は、ともよばれ、直近の値を重視した移動平均線です。直近の値の影響が大きく、過去になるほど影響が小さくなる計算式になっています。そのため、価格の変動に対してSMAより敏感に反応します。

■ 計算式

3期間終値をv1~V3とするとき、単純移動平均線の計算式は以下の様になります。

((v1 × 3) + (v2 × 2) + (v3 × 1)) ÷ 6 

■ 使い方 使い方は基本的には、SMAと同じです。しかし、レスポンスに敏感すぎるため、ダマシが多くなるためかあまり使用されていません。

移動平均線の比較

直近の値やトレンドに対する動きは以下の様になります。

影響項目 移動平均への影響
直近の値 SMA < WMA < EMA
直近のトレンド SMA < EMA < WMA

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