初心者向けFXチャート分析の基本

ボリンジャーバンド

2020/05/02

テクニカル分析オシレータ系

[目次]

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドの概要

ボリンジャーバンドとは、アメリカの投資家のジョン・ボリンジャーが考案したテクニカル指標です。 ボリンジャーバンドは、移動平均線と「標準偏差」から導き出される価格の振れ幅(ボラティリティ)をチャート上に表示するテクニカル指標です。 移動平均線に「標準偏差」を盛り込み、上下にかい離させたバンドです。

ボリンジャーバンドの計算式

ミッドバンド=20期間単純移動平均線(SMA)
※σ(シグマ)=20期間の終値から算出した標準偏差
±1σ(シグマ)線=ミッドバンド±1σ(シグマ)
±2σ(シグマ)線=ミッドバンド±2σ(シグマ)
±3σ(シグマ)線=ミッドバンド±3σ(シグマ)

ボリンジャーバンドと標準偏差

標準偏差とは、「データの散らばり具合」のことをいいます。 価格があまり変わらない場合、標準偏差はどんどん小さくなり、移動平均線に近づいてきます。(スクイーズ) 価格が上下に大きく動く場合、標準偏差はどんどん大きくなり、移動平均線から遠くなります。(エクスパンション) ボリンジャーバンドでは±1σ(シグマ)線から±3σ(シグマ)を使用しますが、それぞれの線内に値が収まる確率は以下の通りです。

σ(シグマ)線 線内に価格が存在する確率
±1σ(シグマ) 約68.3%
±2σ(シグマ) 約95.4%
±3σ(シグマ) 約99.7%

ボリンジャーバンドの期間とσ(シグマ)

20 がデフォルトで設定されていることが多いです。 ボリンジャーバンドを考案したジョン・ボリンジャーも 20 を推奨しています。 また、σ(シグマ)もジョン・ボリンジャーは±2σ(シグマ)線を表示させていました。 定番のボリンジャーバンドなどの設定値はデフォルト(みんなが使用している数値)を使うことが大事です。 以下の設定が標準的なボリンジャーバンドの設定といえます。

期間 σ(シグマ)線
20 ±2σ(シグマ)

ボリンジャーバンドのバンド・ウォーク

σ(シグマ)線をブレイクした側のσ(シグマ)線に沿って、価格が人方向に継続して動くことがあり。これを「バンド・ウォーク」と呼びます。

ボリンジャーバンドの使い方

よく聞くボリンジャーバンドの使い方は、σ線の外にいる確率は小さいので、触れると逆方向へのエントリー(逆張り)に使用するといったものです。 しかし、ジョン・ボリンジャーはボリンジャーバンドをトレンドの発生と継続を確認する順張りの指標として紹介しています。 ほかのテクニカル指標も同じですが、ボリンジャーバンドも環境認識を正しく行ったうえで使う必要があります。

相場環境 エントリー方向
トレンド 順張り
レンジ 逆張り

ボリンジャーバンドはレンジ内で収縮したボリンジャーバンド内での逆張りより、以下のようなバンド・ウォークを取る取引に使用するのが良いです。

  1. トレンド発生前  トレンド発生前は価格があまり動かず、バンドが収縮します。(スクイーズ)
  2. トレンド発生 トレンドが発生するとバンドをブレイクし、バンド拡大します。(エクスパンション)
  3. トレンド継続 トレンドが継続中は価格はバンドに沿って1方向に大きく動きます。(バンド・ウォーク)

ボリンジャーバンドの注意点

強いトレンド発生中に逆張りすると、逆張りとなるため取引の逆方向にバンド・ウォークがはじまり、強く持っていかれることがあります。


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